夢をかなえるステップ

ただ、やってるフリをしていただけだったんだ

自分が思うように全力を出せていないことに気付いている。大きな一手も打たず、どこかで諦めかけているような気持ち。

焦りばかりが増して、意味なくパソコンの前での時間が長くなる一方。

パートナーからは進展がないこと、収入が増えていないことを指摘されて、ついカチンと来てしまう。本当に最悪な状況。

「やっているけどダメなの、わからないの」と泣き言を言う私に、パートナーは厳しく言う。「ただ頑張っているフリをしてるだけ、それを言い訳にしてるんだから、その思い込みは捨てなさい!」と。その言葉に心が折れそうになる。

確かに、パートナーの立場からすれば、私が本気で取り組んでいないのは明らか。パートナーからの提案も「自分には無理」と決めつけて、行動に移さなかった。こんな状況なら、何でも挑戦すべきだった。まだ、私には甘えが残っていたんだ。

自分で考え、実行したことは、自分にとって楽な範囲のことばかり。何かを少し試して、うまくいかなければすぐに諦める。全てを最後までやり遂げたことはなかった。

パートナーは私よりも真剣に考えてくれていた。乗り越えるためのアドバイスもしてくれた。でも、私はそれを拒んでいたんだ。

飛び込みで売ることも、DMを100件送ることも、知人に売り込むことも、全部中途半端に終わらせた。

「やりたい」と言い出した事業、 「やる」と決めた事業、 無駄遣いした経費の事業、 売り上げを上げていない事業、 これが0からの起業なら、もう潰れていた。

「疲れた」と言う権利は、本来パートナーのセリフ。私が言うべきじゃない。

「覚悟がないならやめろ」というパートナーの言葉が、今はすごく重く感じる。

私がやりたいと言って、パートナーが協力してくれているのに、苦手なことから逃げようとする自分がいる。パートナーが本気度を疑うのも無理はない。

できない理由ばかり探して、自分でできないと決めつけている。

ゴールも、目標も、目的も、ちゃんと設定しておくべきだった。でも、それさえもままならない。

事業をなんとなくでやっているわけにはいかない。ここまで来て、文字にしてみると、本当に何もできていなかったことが痛感される。

ただ、やってるフリをしていただけだったんだ。